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レンタルパパのサービス「おとうさんバンク」と日本の病み

先日、NHKの「おはよう日本」でで紹介されていたレンタルパパのサービスがやばいです。
おとうさんバンク
http://otosan-bank.com/

 

カフェ経営のシングルマザーが常連さんの発案により作ったサービスみたいです。
サイトを見ると有料サービスではなく、「助け合いのプラットフォーム」という位置づけで、(サービスリリース当初は)シングルマザーの救済を目的としている様子。

 

が、レポートされていたのは普通にパートナー(リアルおとうさん)がいる女性。
シングルマザーのみならず婚姻関係中の夫のいるワンオペママにも対応しているらしいです。リアルニーズとしてワンオペママの利用があったのかもしれません。

 

番組ではワンオペママと子供がレンタルパパと公園で遊んでいる様子が紹介されていました。
なんとも言えない違和感を感じました。

 

サービスの利用シーンとしては、授業参観や運動会、食事などを想定している様子。
でも、リアルパパいるのに、それやってもらちゃって本当にいいの!?
リアルパパはそれでいいの? 大丈夫??
そうなると、家庭の一員としては、もはやパパ不要じゃん。
パパの役割は会社で稼いでくるだけってことか??

 

もちろん社会や会社のシステム上、リアルパパがそう(深夜や休日まで働いていて、子育てに参加できない)せざるを得ない背景もわかるけれど、なんかかわいそうというか、おかしい。

 

普通にリアルパパがいる家族で、そのサービスを利用せざるを得ない、もしくは成立する状況も、それを利用して、「よかった、便利」と思ってしまう女性側の感性も、
レンタルパパにパパの役割を取って代わられても平気な男性側の鈍感さもどうにかしている。

 

一方で、旧来の家族というシステムの考え方をぶっ壊す革新的なサービスなのかもと思ったり。
家族の形態の多様化、シェアカルチャーの一端として、なかなかよいサービスとも言えます。
よくよく考えてみると、おとうさんの仕事を「タスク」として捉えて、分業化。
一部を外部化しているという捉え方もできます。

 

ママのワンオペ育児も問題となっていますが、これも家事(ハウスキーパーサービス、外・中食産業の充実)育児(託児所だけでなくシッターやナニーサービス)をもっと外部化すればいいという議論もあります。

 

役割に付随するタスクをきちんと分解、社会全体で補い合うというのは、新しい時代のコンセプトだと思うし、そういったサービスを利用するに当たって、旧来の価値観からの罪悪感がなくなる社会が豊かで良いと思います。

 

ただ、それでも、外部化していいこととしてはいけないこと、するべきではないことのライン引きはやはり必要で、運動会とかはリアルおとうさんがちゃんと行ったほうがいいと思います。
家族というコミュニティのコアな価値部分、「信頼」や「思い出の共有」を自ら手放している気がしています。

そこも古いのかな?
どんなもんなんだろう?

 

なんのかんのでワンオペ育児とレンタルパパがいらない社会がやっぱりいいかな?と思うので、一緒にフリーランスとして新しい働き方、価値を作っていきませんか?

(↑っと、むりやり自分のテーマに寄せてみいました)